あたしの腰にはたくましい星夜の腕がまわってる。

今はあたしも星夜も上着を着ないから、お互いに水着で素肌をさらしてる姿なわけで、肌に直接星夜の体温が伝わってきて赤面する。

「…ありがと…。平気だからさ、その…」

「ん、何?」

「その…そろそろ、離しt『あっ、ごめん///』」

あたしがしどろもどろになりつつもそうやって言えば、星夜も顔を赤くしてパッと腕を離してくれた。

「リィチィ、星夜くん、イチャイチャしてないで早く行くよぉ」

萌がニヤニヤしながら手招きしてる。

イチャイチャなんてしてないんだけどなぁ、なんて思いながら足を一歩踏み出す。