―ピンポ~ン―
しばらくして家のチャイムがなる。
「リィチィーー!!迎えに来たよぉーー!!」
萌の叫び声が聞こえてくる。
…ヤバい。
萌にこれ以上叫ばれると間違いなく近所から苦情がくる!!
あたしは準備した荷物を持って急いで家を出る。
「はぁやぁー『萌っ!!近所迷惑だからこれ以上叫ばないで!!』…ハイ」
萌はしょんぼりとしながら謝る。
「分かればよしっ☆(笑)」
許してあげれば、しょんぼりしてたのが嘘みたいにパッと明るくなる。
「じゃあさぁ、リィチィ、ユリ早く行こぉ?」
「萌調子良すぎ!!」
さっきまで萌のことを隣りで呆れながら見ていた百合恵が突っ込みをいれる。
「それだけが取り柄だからねぇ♪」
「いや、全然褒めてないから!!むしろけなしてるからね?」
「エェッ!?ヒドいぃ~(泣)」
萌バカだなぁ。
あまりのバカさに見てて和むよ(笑)
あたし達はワー、キャー言いながら水着を買いに行った。