「これはあくまでも俺の意見だが、さっきの鬼龍院と斎藤の試合の時なんだが、彼奴、鬼龍院はほんの一瞬だけど雰囲気が変わったんだ。」



全「‼」


左之助の言葉に驚く幹部の人達。


「き、きっと左之さんの勘違いだよ。そ、そんな事ある訳ないだろ。」


全「・・・・」


重い沈黙の中、口を開いたのは鬼龍院と試合をした斎藤だった。


「原田の言う通りです。副長。」


「ほ、本当か!それは。」


「はい。」


「斎藤君、教えてはくれまいか。」


「斎藤、頼む。」


「はい。」


斎藤は話し始めた。