斎「で、本当の事はどうなんだ?」



総「……」



斎「言えないのか。」



総「すまない。」



総夜の悲しく苦しそうな顔に胸を締め付けられた。



斎「………のか」




総「え?」



斎「そんなに俺は頼りないのか。」



総「ち、違う!そんなんじゃない!」




斎「なら、どうして!」




総「っ‼」



グィ



総「‼」



斎藤にとって何があったのか分からなかった。



いちなり引っ張られたと思いきや柔らかく暖かな感触が唇にあり、総夜の顔がドアップしそこにあった。



そこで、斎藤はキスだと言うことに気が付いた。