あたしは特に用事もないので

:はい


と答えた


:玄関で待つよ



はじらないながら玄関に行くと先輩が…

体が熱くなる


「おー来てくれた♪」


あたしに気付いて声をかけてくれた


「無理矢理だったからこないと思ってたよ、ありがとね!」


ぱっと顔をあげると笑顔の先輩の髪が夕日にあたってキラキラした


キレイでドキドキした


言うことがなくて焦った


「あの…もしこなかったらどうしましたか?」


ぐはっ
なんてこと聞いたのあたし!
そんなこと聞かなくていいでしょうが(泣)嫌われた~完全嫌われた~


「たぶんずっと待ってた」


え…


「ずっと」


あ…また笑った


鼓動がはやくなる


あたし…先輩をすきになったのかもしんない