「おい‼おい‼雄夏原なにねてんだ」

気がつくとそこは一年六組の教室だった。

私ははっと気がつきメガネの男の子を探した。



しかしどこにもそんな少年はいなかった。



「おい‼そんなにキョロキョロするな!ここはちゃんとした教室だぞ」



先生が何かいっている。




しかし私の耳には何も入ってこなかったんだ。



私の頭の中には、メガネの男の子のことしか入っていなかった。