「コイツ、本物の馬鹿だ......
 俺もう、コイツの面倒みるの無理」



は、はぁ?
面倒みてるのはどっちよ!
輝生先輩もまだ笑ってるし!




「あ、私もう帰りますね。
 もう、部活も終わったし。
 輝生先輩お疲れ様でした。」



私は部活の片付けを終え
鞄を手にとる



「お、おい!未亜待てよ」



「なによ?」



「一緒に帰るっつってんだよ」



「はぁ?私の面倒を見るの
 もう無理なんでしょ?
 だから、一緒に帰らなくていーよ」



「おい、待てよ。飯あんだろ」



なに?飯の心配?
私の心配はないの?



「別に1人で
 私ん家に来ればいーでしょ
 ばいばーい。」



「おい!未亜!」



そんな爽の声を
無視して私は歩き始めた