「......ぁ......」



「......みあ......」



「未亜!!」



「へっ!?」



いきなり名前を呼ばれたあたしは
驚きのあまりすっとんきょうな声を
出してしまった



「へ!?じゃねーよ。
 今日の部活の練習なに?」


不機嫌丸出しなコイツは
あたしの頭をバシッと叩いた



「ぃ、いた!!
 きょ、今日は軽めの
 アップして終われだって」



あたしは叩かれた頭を
さすりながら応えた



「ふ~ん。りょうかい」



そう言って不機嫌なそいつは
教室から出て行った