一体どんなやつかと思っていたら、こんな無計画なやつだったとは。

残念だ。

というか、馬鹿にされてるみたいだ。

殺る環境が違うから仕方が無いのかもしれないが。

「納得しました?」

火茂瀬はバイクに跨り、エンジンを掛ける。

「あぁ」

渋々納得した。

悔しいが無計画でも結界が貼っていれば馬鹿でも殺れる。

行き当たりばったり、なんて好きではないが、効率は良いだろう。