「なっ何言ってんのよ!!」

はっ恥ずかしい!!みんなの前でこんなっ…。
女子の目がイタい………。

「君、名前何て言うの?」

「ほっ星野明菜……。」

「明菜っ!付き合って下さい!!」

「……はああああああ!!!?」

なにコイツ!?意味わかんない!!

「コラッ三上!!一目惚れか何だか知らないけど!さっさと席に座れ!!」

「ちょっと待ってくださいよ!愛の告白の最中なんですから!!」

「そっそうなのか?」

そこで納得するなよ!

「明菜。答えは、Yes?No?」

なんで呼び捨てなのよ!!

みんなあたしに集中してる。

ホントむかつく!!よしっ!こうなったら、
恥を知れ!!

「ごめんなさい!!」

女子のイタい目が和らいでいく。

「ほらっ!返事は出ただろ?席に着け。」

ふふっ。みんなの前で振られてさすがにショックを受けてるみたい。

「おれは…。」

「へっ?」

「俺は.あきらめへんからな!!」


こうしてあたしはめんどくさい奴に一目惚れされてしまった。

さっきまではあんなに楽しかったのに。

「もうっ!なんなのよー!!!」