『明菜~?元気~?お母さんだよ~。』


やせ細っているお母さんはこちらに手を振ってている。


ドキッドキッ………。


心臓の音が耳まで聞こえる。


『明菜ちゃんがこれを見てるってことはお母さん死んだんだね。、なんか悲しいな。


明菜ちゃんはもう高校3年生だね!

高校3年生ってのはね、

あたしとお父さんが出会った年なのよ?

恋愛結婚ってのはいいわよ?

明菜ちゃんは今、恋してる?』


ドッキッ!!!


今、ものすごく心臓が高鳴った。


『もう明菜ちゃんが高校3年生か。
見たかったな。明菜ちゃんのギャル姿。(笑)』


ギャルじゃないよ。(笑)


『明菜ちゃん。

幼稚園でお母さんの絵を描いてほしかった。

小学校で習ったリコーダー聞かせてほしかった。

中学校の勉強教えてあげたかった。

恋の悩みとか聞きたかった。』