「パパ………?痛いじゃない。」

「ああ。痛いだろな。
でもな!!なんの罪のないこの子はもっと痛い思いをするとこだったんだぞ!!!」

組長は怒鳴った。

ここら辺だけ、地響きがしそうなほど大きな声で。

「お前がやったことはなぁ。
犯罪未遂なんだぞ!!!
わかってんのかあ!!?はるかああ!!」


徳本さんは泣き出した。

「泣いてんじゃねーぞ!!泣きたいのはこの子だろーが!!!!?」


「ごっごめんなさい!!ごめんなさい!」

「謝るならこの子に謝れ。」


すると、徳本さんはこちらを向き、

「本当にごめんなさい!!」


「ちゃんと頭下げろ!!」

組長は徳本さんの頭をガシッと掴み無理やり頭を下げさせた。

「うちの子が本当にすまないことをした!」

そして、組長まで頭を下げた。