うぅ、頭が痛い………。

ん?ここどこ?

目を開けるとオレンジ色に染まる空。

起き上がると、綺麗な夕日が見えた。

「綺麗………。」

………ってか、ここ学校の屋上!?

なんであたしここにいんの!?

「あーきーなーちゃん!!」

光一君の声!!

「光一君!!?」

あたしは、勢いよく後ろに振り返ってみたけど、

「あれっ?誰もいない……。」

どうゆうこと?

「こっちやってばー!明菜ちゃん!」

えっ!?

あたしは、前に向き直すと、

光一君が立っていた。

「光一君!!」

「もー。明菜ちゃんバカだなぁ。ずっと前にいたのに。」

え?そんなはずはない。絶対いなかったはず。

「てか、あたしたちなんでここに…
「ねえ、明菜ちゃん。」

あたしまだしゃべり終わってないんですけど。

「なに?」

「今から俺、ここから飛び降りるね。」

……………………は?

「ちょっと、冗談はよしてよね!!」

「冗談やねーよ。」

光一君、真面目な顔してる。



もしかして……、本気?