美咲に手を引かれあたしの部屋に連れてこられた。 「じゃあまずは、眼鏡と三つ編みを外して~」 「ねぇ、美咲。これ着るの?」 「そうよ!綺麗なお着物でしょ。」 美咲は基本2人のときはタメ口。 あたしもそっちのほうが楽だしね。 「綺麗だけど…。あたしには絶対似合わないよ?」 こんな綺麗な着物、地味子に似合うわけないもん。