「でも無視はされてないんでしょ?」


「…。」


「えぇ?パティシエがあんたを無視することなんてあるの?」


「天地がひっくり返るね!」



いつの間にそこにいたのか
興味津々で会話に参加してくる委員長。



「…って」


「なに?」


「どうしたの?」


「普段ピン大好きって言ってくれなくなったの!」



シーンと静まるカフェテリア。



「「…普段言う方がおかしいんだよ!!!」」




パカーン



いい音をたてて2つの拳が両頬にヒットして、私は後ろに3メートルくらい吹っ飛んだ。



吹っ飛んでる最中に思ったことは2つ。




1、別に今回の問題は大したことじゃないのかもしれない

2、だって今殴られて吹っ飛んでる方が大問題だから