身をよじる桜音を見てたらもっと意地悪したい。
「意地悪したい…」
「意地悪する人嫌いです」
「じゃあ俺のこと嫌い?」
「……好きです…」
髪を耳にかけてあげ、顔を覗くと血色のいい赤い唇。
キスしちゃいたいんだけど……。
「ねぇ、桜音。キスしたい」
「直球ですね…琥珀くん」
「本気なんだけど?」
「…やめて下さいよ…。ドキドキさせないで下さいっ」
「もっとさせるし」
桜音の頬に手を触れて、ほんの一瞬だけ触れるだけのキス。
もっとしたいけど、これ以上のキスしたら桜音怒っちゃうだろ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…