彩葉ちゃんも桜音を気に入ったみたいでよかった。
「いろっ…母さん!ジュース!」
「ふふっ!はいはい」
普段、お母さん呼びじゃなくて彩葉ちゃんって呼んでるから、かなりぎこちない……。
「琥珀はオレンジで、桜音ちゃんはリンゴね?」
「ありがとうございますー!」
「どうも…いろっ、母さん」
「そのままでいいのに」
クスッと笑う彩葉ちゃんは俺をチラリと見る。
桜音も俺の顔を覗く。
なんかいずらい!!
「桜音!部屋行くぞっ」
「えっ!ちょっ、琥珀くん!?」
「リビングは不都合すぎる」
「下心ですか?」
「そんなんじゃねーよ?」
桜音が普段言わないような言葉言ってくるのって最高。