次の日、桜音の下宿先と俺んちから近いコンビニの前で待ち合わせをして二人で俺んちれへ。


涼しいレモン色のワンピースが桜音の白い肌に映える。


少しかかとの高い真っ白のサンダルで歩き方がぎこちないのもかわいい。


「ここが琥珀くんのお家ですか……大きいですねっ」

「まぁー四人家族だしな」

「私の家は五人家族ですけど、ここまで大きくありません!」


桜音が滅多に話さない家族の話しをしてくれた。

普通の女の子に比べたら全く家族の話しをしない桜音。

ま、いずれか話してくれるだろ。


「桜音、日に焼けちゃう。中入ろ」

「お邪魔します!」

「相変わらず礼儀正しいな」

「普通ですよ?」


ニコっと柔らかい桜音の笑顔には癒される~。


リビングに通せば、彩葉ちゃんにもハキハキと挨拶。


郁理くんは仕事でいないし、笑ちゃんも友達と遊びに行ってて外出中。