はぁ~騒いだ~!


ずっとはしゃぎ回ってたあたしを置いて蒼空くんはどっか行ってしまった。

一人椅子に腰掛けてるあたしは心細い……。


「笑花先輩」

「蒼空くーん…一人にするな~…」

「寂しかった?」

「うん…」

「待ってたお礼!」


冷たいメロンソーダをあたしにくれた。

小さい頃から大好きなメロンソーダ!!


「ありがとー♪」

「先輩っぽいかなって」

「あたしがメロンソーダかぁ…」


太陽に反射してキラキラ光るグリーンのメロンソーダを見詰める。


キレイだな~…。


「それ飲んだら、もう一回遊ぼっか!」

「今度は向こうのプール行きたいなっ」

「ちっちゃい子しかいないんだけど…」

「でも楽しそうだよー!」


優しい蒼空くんはあたしのワガママにまた付き合ってくれるの。