部屋の扉をバタンと閉めて携帯とにらめっこ。


せっかく蒼空くんと連絡先交換したのに連絡の一本も来ないし……。


「笑ちゃん、どしたの?恐竜みたいに階段登って」

「うっさい!ってか勝手に部屋入って来ないでバカ弟!」

「なにそんなイラついてんの?あ、生理?」

「違うー!乙女に気使いなさいよ!」


はぁ~…っと一息つくと机の上の携帯が鳴る。


蒼空くんからだーーーっ!!


琥珀にシッシッと動作で送り、部屋から出て行かせてアイス片手に電話に出た。


「もしもし?」

『あー笑花先輩?久しぶりっス~』

「久しぶりだね~♪なんかあったの?」

『近所のスーパーでプールの割引券2枚当たったんで……一緒に行かない?』


蒼空くんからプールのお誘い!?


これは絶対に………