一通り準備を終えて、あたしと琥珀で家を出ると幼なじみの涼ちゃんが待っていた。


「よっ!琥珀!…相変わらず美人だね笑花ちゃん」

「うっさいわね!この年上キラー!」

「涼、お前少し年上と付き合うのやめたら?」

「チャラ男の琥珀には注意されたくないなぁ」


琥珀は高校生になるからと言って、髪を明るい茶髪に染めた。


左耳にピアスまで開けちゃって…

チャラいね。


「じゃっ、チャラ助は置いといて行こっか涼ちゃん」

「あ、車道側歩いたら危ないよ。笑花ちゃんみたいなかわいい子が」

「またまたぁ♪」

「待てよ、笑ちゃん!」


悪い気はしないよ涼ちゃん。