優しさに十分甘えたあたしは、ファミレスを出てから幸せに浸る。


「ん~!お腹いっぱいって幸せっ♪」

「笑花先輩は食べること好きなんスね~」

「好き!小さい頃から食べるの好き!」

「やっぱかわいい」


ふわりとあたしの頭に触れる蒼空くんの手。


いくら後輩ってゆっても男の子らしく細く骨っぽい指。


ドキドキして……

頬が熱くなる。


つい下を向いてしまう。


「ごめん……嫌だった?」

「うっ、ううん!全然!……た、ただっ…その、恥ずかしかった…」

「やっぱかわいいなぁ~先輩!ねぇ、俺のこと好きんなって?」


蒼空くんに触れられて熱くなって………


恥ずかしくて、ドキドキして。


もう好きになってるかもしれないよ。