【笑花side】



いつも通り昼休みには蒼空くんが来る。


少し暑くなった季節でも当たり前になってきた。


「笑花先輩…俺とデートしません?」

「でっ、デート……?」

「友達としてダメっスか?」

「友達として遊ぶんならいいけど…」

「じゃあ、決定!放課後に玄関で待ってますねっ」


勝手に約束つけられちゃったよ……。


今日の放課後とか急すぎるし!!


どうしよう………


ただ二人で遊ぶだけだもんね?


大丈夫だよね~……


「どうしよう!サラ!!」

「ぶほっ!!ちょっ、むせたしっ!」

「なんでよ~」


紙パックの牛乳を飲んでたサラは見事に吹き出す。


こんなの相談できるの学校でサラしかいないし!