家に帰るといい歳して落ち着きない!と郁理くんの説教。


彩葉ちゃんは郁理くんの隣で苦笑いしてる。


「ったくお前は桜音に迷惑かけてばっかじゃねーかっ!」

「そんな俺でも桜音はいんだよなぁ~?」

「えっ!あっ、はい!大好きです!」

「ほら、桜音はどんな俺でも好きなの」

「自惚れんなバカ野郎!」


椅子に座ってる俺の頭をパシッと叩く。


おー……意外に痛いんですけど!?


桜音は俺の隣でニコニコ笑ってる。



「桜音も笑ってんじゃねぇよー!」

「ふふふっ♪郁理パパと琥珀くんは仲良しだと思って!」

「でしょー?郁理と琥珀は何だかんだ言って仲良いんだからぁ♪」

「彩葉も余計なこと言うなっ!」


恥ずかしそうに笑う郁理くん。


郁理くんも俺が桜音を思ってるのと同じなのかなぁ~って最近思う。


それに幼なじみだし。