コトッ………


ピンクのココアがはいったカップと一緒に置かれたのは、ブルーの箱。


「ありがとー蒼空くん♪……ん?これって?」

「開けてみて?」


パカッと箱を開くと、シンプルなシルバーリング。


内側には『S&M』とあたし達のイニシャル。


嬉しさと同時に込み上げてくるモノが、視界を霞ませる。


「うっ、嘘~!?へへっ……プロポーズ?」

「今日俺のココアずっと飲みたいって言ってくれたしょ?嬉しかった」

「蒼空くん!大好きなんだからっ!絶対に結婚する~!」

「ははっ!俺だって笑花ちゃんのこと絶対離さないから、結婚する」


あたしの左薬指に通されたシルバーリングは少し冷たい。


だけど一気に熱くなる。


薬指を眺めれば眺めるほど幸せになってく。


あたしはそのまま蒼空くんの腕の中。


こんなに、あたしを思ってくれる人に出会えたなんて幸せだね。


ずっと蒼空くんに恋してたい。


あたし幸せすぎる!




笑花&蒼空…*☆END☆*…