俺が玄関に座って待ってると、桜音が走って俺の側に来た。
「こっ、琥珀くん!」
「なっ、どした!?」
「すみません。女の子の日になってました♪」
「ほんとに!?」
「本当です!」
桜音の体調不良の原因は妊娠じゃなくて、遅れてたせいだったみたいだ……。
とりあえずホッと一安心!
「でも…私嬉しかったです。子供ができたら琥珀くんは一緒に考えてくれるんですねっ」
「当たり前じゃん?俺が責任あるようなモンだし。桜音の旦那は俺だから」
「私、琥珀くんとの子供……すっごくほしくなりました。何人ほしいですか!」
「じゃあ、今から作っちゃう?」
「なっ、なに言ってるんですかぁ!?」
戸惑ってる桜音がかわいくて、ぎゅっと抱きしめる。
いつかは俺と桜音の家族作ろうな。