夜まで二人でゴロゴロしてから、俺が晩飯を作る。


桜音の大好きなオムライスを作ってあげれば完食。


「お腹いっぱいです~…」

「それはよかった」

「琥珀くんはお父さんじゃなくて、お母さんになれそうですねっ」

「じゃあ、桜音がお父さん?」

「………やっぱり琥珀くんはお父さんです!」


将来的には、この家出てって二人で暮らして…


家族が増えてればいい。


なんて考えて隣で、テレビを見てる桜音に抱きつく。


「うわぁっ!どうしたんですかっ?」

「別に~なんでもねーよ」

「今日の琥珀くんは甘えたですね。かわいいですっ」

「そんなこと言ってたら夜イジメるけど?」

「すいませーん!」


最近は、桜音が早く寝るし実家だしってことであんまりシてない……。


今日こそチャンスじゃん!?