俺が朝飯を作ってる間は、ボケーッと寝癖頭でテレビを見てる。
当たり前に桜音が側にいるって幸せだ。
「桜音~箸とコップ準備して!」
「あっ、はい!」
食器棚から水色とピンクのペアカップ。
同棲し始めてすぐに桜音が買って来たもの。
「美味しそうですね~!早く食べましょ」
「マズイとは言わせねー!」
って言っても桜音は、全部美味しいって言ってくれるし。
また作ろうって思う。
「卵焼き美味しいです!私も料理できたらなぁ~…」
「桜音はそのままで十分だから」
「でも!将来的には私がお母さんですよね?」
「朝から俺にプロポーズ?やってくれんじゃ~ん」
「ちっ、違います!」
顔を真っ赤にして怒る姿がなんとも言えないかわいさ。
桜音は俺の奥さんになってくれるもんな?