朝、目を覚ますとあたしの左隣にはスヤスヤ眠る蒼空くん。


寝顔がかわいい~……。


つい、蒼空くんの方をジーッと見てしまう。


「ん……っ…おはよ…」

「うわぁっ!おっ、おはよ!」

「なに~俺の顔ずっと見てたの?」

「だって……カッコイイ蒼空くんじゃなくて、かわいい蒼空くんだったから」

「え~?なにそれー」


寝起きで掠れた声で笑う。


そして、あたしを抱き寄せた。


あたし達……裸じゃん!


昨日のことを思い出して顔が赤くなる。


「ダメ!今顔見ないで!」

「どしたの~?昨日のこと思い出したとか?」

「はっ!?そっ、そんなことないもん!」

「図星だっ!」


朝から、恥ずかしくなって照れたり笑ったり。


忙しいあたしの感情。


それは蒼空くんがいてくれてるおかげ。


こんなに幸せな朝はすごく大切だよ。