真っ白の泡がプカプカと浮かぶ浴槽。


泡でどうにか身体が隠れているものの、密着感と緊張感は変わらない。


恥ずかしすぎる~……!


「ねぇ~笑花ちゃん。キスしよ?」

「だっ、だから……そうゆうのはっ…ん、っ」

「かわいいなぁ~もう。襲っちゃいたい」

「ダメだって言ってるでしょ!」


お風呂で響くのは、あたしの照れ隠しの声と蒼空くんの笑い声。


もうヤダ~!!



「あっ、身体洗ってあげる!」

「いいです!自分で洗えるからぁ!」

「いいじゃん!今日くらい、ねっ?」

「ちょっ、ちょっと蒼空くん……やぁっ」


結局、あたしは蒼空くんの言いなり。


恥ずかしいけど……それと同時に嬉しさが込み上げる。


あたし、それだけ蒼空くんに愛されてるんだよね。