夕方、日が暮れて来た海からあたし達は近くのファミレスへ行って早めの夕食。
なんとなくだけど、蒼空くんもあたしも日に焼けたかも……。
そこから、車でホテルへ。
「思ってたよりも部屋ひろーい!ねっ、枕投げしたい!」
「修学旅行じゃないんだよ~!まずさ、風呂入ろうよ」
「蒼空くん先入っていいよ。あたしは後にする~」
「ダーメ。一緒に入ろ?」
「へっ?………え``っ!?」
かわいく笑ってあたしを後ろから抱きしめるのは、策士な蒼空くん。
そんな蒼空くんにまんまとハマるのがあたし。
「いっ、いいけど……。でも!約束!」
「なぁに?」
「変なことしないでよ!そうゆうとこしたら、すぐに出るからね!」
「変なことって?俺、ちゃーんと説明してくれないと分かんないなぁ」
この年下彼氏は生意気すぎるっ!!
あたしは、そのまま手を引かれお風呂場へ直行。
夕方なら涼しいはずなのに、首筋辺りがしっとり暑いのはあたしだけ?