以外にもかなり寝坊してた俺は、急いで大学の準備をして行く。
まだ眠たい目を擦りながら廊下を歩いてると向かいから見覚えのある人。
「は?えっ……蒼空!?」
「琥珀~!久しぶりだな!これから講義?」
「講義!お前も?」
「俺は終わったとこ。これから笑花ちゃん迎えに行くの」
そっか……蒼空は笑ちゃんの彼氏だもんな。
よく笑ちゃんと同棲してんな。
わがまますごそうだ。
「笑ちゃん迷惑かけてねーか?」
「むしろ俺が迷惑かけそうで恐いくらい。毎日すっげー仲良いよ?俺ら」
「それなら何より……。姉ちゃんをよろしく頼みます」
「頼まれましたっ!じゃ、また今度な」
「ん。またな」
元から大人っぽかった蒼空が、さらに大人っぽくなった気がする。
俺もちゃんと大人になれてんのかな。
とりあえず、笑ちゃんは蒼空にかなり愛されてることが分かった。