二人で布団を抱えてリビングに持って行くと、深い寝息が聞こえる。
「誰よ~。こんなとこで雑魚寝してんの」
「あっ笑花さん!みんな寝ちゃいましたね…」
床で、大の字になり豪快な寝方の琥珀と、サラにくっついて寝る涼ちゃん。
「桜音ちゃんも疲れたでしょ?今日はほんっとにありがとね~!」
「いえ、そんな!笑花さんも蒼空くんもお疲れ様です」
「よかったら琥珀と一緒に毛布使って?」
「ありがとうございます!」
二人で1枚、毛布を使って雑魚寝をする。
あたしは蒼空くんの腕枕で、蒼空くんの匂いで安心した。
これから、もっとよろしくね。