桜音との関係をお父さんに認められて、幸せに浸ってた夏休み。
夏休み明けには、涼と蒼空に俺の進路をちゃんと話す。
「医大には行かねー。俺は医大なんて絶対に無理だ」
「やっと気づいたかよ~。お前が医者なんてらしくねぇもん!」
「それでこそ琥珀だから。琥珀っぽくていいじゃん?」
「つーことで蒼空と同じ大学行く!」
「俺と同じ大学も受験大変だけどな~」
涼と俺は普通に受験して大学受けるけど、蒼空は秋に推薦がある。
さすが学年5番!
「あ、そうだ!部活の引退っていつだっけ?」
「明後日だよ。蒼空のベース欲しがってた後輩の女の子、しつこいくらい言ってたろ?」
「蒼空のこと狙ってた子いたっけ?あの、涼がかわいいって言ってた子か……」
「そうそう!あの子はかなりかわいい!」
「あのベースは高いしあげられねーな。それに彼女にしか興味ない」
3年生になってから、最後って付くモノが多くなってる気がする。
部活も引退は寂しいなぁ~………。
あとは最後の行事の文化祭楽しむしかねぇじゃん!