それから無事にレポートを提出できたあたしは夏休みに突入。


大学の夏休みは長い!


「だからさぁ~笑花ちゃん!どこ行きたい?」

「ってゆーか蒼空くん。この状況は少しおかしくない?」

「気にすることないって~」

「気にするわっ!」


普通は高校生がいないお昼の時間帯。


あたしが夏休みに入った大学の帰りに合わせて、蒼空くんが学校を早退して来ちゃったわけ。


制服着てギターを抱えた蒼空くんと、私服のあたしがカフェでお話し中。


「やっぱ俺的には海行きたい気分。笑花ちゃんは?」

「いや、だから蒼空くん受験生じゃん?」

「俺は笑花ちゃんと同じ大学推薦で行くから大丈夫♪」

「ほんとにあたしと同じ大学にしたの!?」

「だって約束したから!」


あんなに頭いいのに勿体ない…。


でも、なんだろ。


すっごく嬉しくて口が緩む!