ってことで一階では大人たちが昔話で盛り上がっててうるさいから、二階のあたしの部屋に京ちゃんを連れて来た。
「で~どこわかんないの?」
「俺、国語が苦手で全くできない」
「ふ~ん……得意科目はなに?」
「主に理数系かな。好きだから得意って感じ」
「理数!あたし苦手~。テストとか高得点じゃない!教えてよ~」
「えっと…数学が98点、理科が97点、社会90点、英語92点」
すいませーん目の前に天才がいますっ!
「ちなみに国語は!?」
「嫌だ。低いから言うの恥ずかしい」
「言わないと勉強教えないぞ~」
「……75点」
「めちゃくちゃ点数いいじゃんかよ!」
「ダメなの。国語はクラスの3番以内に入ってないから」
すごいストイック…。
京ちゃんは年下なのに年上に感じる。