リビングの大きいテーブルを四人で囲んで勉強をする。


あたしとサラは受験対策の模試を解いて、蒼空くんと涼ちゃんは冬休みの宿題。


「あ``ー!もう全然わかんねぇよ!蒼空~ヘルプ!」

「だから、この公式使えばできるって」

「いいよなぁ蒼空。前のテストで学年5位だっけ?」

「えっ!?蒼空くんそんな頭いいの!」

「いや、でも!1位じゃないから!」


あたしの彼氏にしては、頭良すぎる~……


あたし前のテストで250人中180位だったんですけど!!


「それにしても疲れね?サラちゃんよく勉強できるね~」

「バカな涼とは違うんだよ」

「俺と二人ん時はもっと優しいのにー!」

「うるさい黙れ。受験勉強中」


サラの言葉にシュンとなる涼ちゃん。


正直、あたしも勉強疲れてきたし飽きてきた…。