それから、二人で軽くご飯食べるつもりがアメリカンサイズでお腹いっぱいに。


「なんだか日本よりも、大きいものが多いです!」

「これはすごいな。桜音大丈夫かー?」

「大丈夫です!早く行動しないと、二人でいられる時間が減っちゃいます!」

「慌てなくても大丈夫だっつーの」

「ダメです!」


ぎゅっと俺の手を握って離さないし、暑いのにベッタリくっつく。


甘えたな桜音が、かわいくて仕方ない。


「海……行きたいです」

「海?」

「夕日が沈む海が見たいです」

「時間的には~……ちょうどいい感じか」

「行きましょ!」


夕日が沈む海なんて、見飽きるほど見たことある。


でも、桜音と一緒に見てみたいんだ。