蒼空くんが修学旅行に行ってしまった放課後、あたしとサラは二人で図書室にいた。
もちろん、受験勉強するためにね!
「蒼空くんいないの寂しいなぁ~…」
「連絡くらいは来るだろ?アイツそうゆうのマメそうだし」
「ってか今どこにいると思う?」
「飛行機じゃない?」
「連絡ほしいーよー……」
目の前でサラは黙々と勉強に励む。
サラはけっこう頭いいからね~…羨ましい!
「ほーら!もう一年高校生やんの?大学行くなら勉強しないと!」
「もう一年、か……蒼空くんと卒業できるね!いいかも…」
「よくない!蒼空もそんなの望んでないぞ?」
「じゃあ頑張る!」
「それでよし」
蒼空くんは修学旅行楽しんでるかな?
そんなこと考えながら、あたしは再度ペンを持ち勉強!
蒼空くんいなくても頑張れるんだから!