桜音は毎日、こんなに豪華なモンばっか食ってたんだ………


よくわかんない料理とかあるけど、とにかくうまい!


「琥珀くんうまいか?」

「はい!めっちゃうまいです!」

「それはよかったわね~」


お父さんとお母さんは、緊張してる俺に気を使って話しかけてくれる。


かなり安心するわ~!


食後、お母さんと美音さん、桜音まで部屋を出てってしまった……。


お父さんと二人っきり!?


「琥珀くんには感謝してもしきれないんだ…」

「え?どうしてですか?」

「桜音を変えてくれてありがとう。すごく明るくなった……琥珀くんのおかげだ。ありがとう」

「俺は何もしてないです。桜音が自分で変わったんですよ」

「とにかく琥珀くんには感謝する」


優しい笑顔で話してくれたお父さん。


俺のことほんとに認めてくれてるのか…。