それから、通いつめるようになったあたし。
レストランの店員さんにも顔を覚えられるほど。
「笑花ちゃんさ~最近ずっと俺んとこ来てくれるよね」
「そうだね」
「俺のこと好きなの?」
「そんなんじゃないよ!ただ…居心地いいの」
「そっ、か…」
恋愛感情には、なってないから。
あたしにとって遥くんはかわいい弟みたいな存在だし。
「言っとくけど俺、笑花ちゃんに本気だかんね!?」
「それは嬉しいなぁ~!でも、あたしには蒼空くんがいるから」
「蒼空より俺でしょ?」
「ごめんね、蒼空くんかな」
「絶対好きにさせっから!」
もしかしたら、あたしに本気になってくれてる!?
遥くん…あたしは彼氏いるからね!