あたしが起きたら、目の前には蒼空くんがいて。
寝顔もカッコいいとか最高~!
モゾモゾっと寝返りをうつと枕元にピンクの小さなリボンが掛けられた箱が。
プレゼント…かな?
重たい身体を起こして、リボンをほどき箱を開けると、白いストーンが埋め込まれたシルバーのピンキーリングが入ってた。
この指輪………蒼空くんとの初デートの時に見つけて欲しかったやつ…。
覚えててくれたの?
どうしよう…嬉しすぎる!
あたしは左手の小指に指輪をはめて、隣で眠る蒼空くんを見る。
「ありがとね…サンタさん」
軽くキスをすると、腕を引っ張られてまた蒼空くんの腕の中に。
ギューッと抱きしめられて、あたしは蒼空くんの腕の中でもう一度眠った。