初めて来た蒼空くんち。


すごくキレイな高層マンションで、蒼空くんの印象にピッタリ。


家具も白を基調としてて、すごく大人な家って感じ!


「窓からの眺めも最高ー!」

「俺はもう見飽きたけどね…」

「無料で毎日キレイな夜景見放題じゃん!蒼空くん羨ましー」

「…じゃあ俺んちに一緒に住んじゃう?」

「え!?」

「なーんてねっ!…高校卒業したらな」


一気に顔が熱くなるのがわかったから、あたしはプイッと窓を見る。


キラキラ光るイルミネーションは、見てて飽きないほどキレイ。


そんなあたしを後ろから抱きしめてくるのが、蒼空くん。


「笑花…ちゃん…って呼びたい。遥に名前呼ばれてんの気に食わないし」

「あたしは蒼空くん以外の子に心移りしないから大丈夫。笑花ちゃんって呼ばれるの賛成♪」

「やったー!笑花ちゃん一緒に風呂入ろ?」

「一緒には入らないっ」

「えっ!」


いきなり、蒼空くんとお風呂入るとかハードル高過ぎでしょ!?


あたしのドキドキに耐えらんないからぁ!!