私の世界から音が消えてどれくらいたったのかな。

1ヶ月?2ヶ月?
まあ、そんなことはどうでもよくて
君からのあの一言が聞きたくなかっただけで

まさか、耳が聞こえなくなるなんて
思わなかった。

結果的には聞かなくてすんだのだから
問題ないのかもしれないけど

音を無くした私の世界は
静寂な日々を刻んでいる。

もちろん、音楽なんて聞けないし
親の声や兄妹、友達の声さえ
私の耳には届かなくなってしまった。

そして、大好きだったあなたの声さえも


自分で願ったくせに
『あの一言を聞くくらいなら耳なんて聞こえなくなればいい』

小さな願い事だった。
叶うはずもないと、実現するなんてこれっぽっちも思ってなかった。

なのに、神様はなんの気まぐれか
私の願いを叶えてしまったみたい。

お医者さんも原因が分からないと言っていたし、一時的なものかもしれませんから様子をみましょうだって。

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