私は…
そのまま、また、
気を失ったらしい…
「ん…、んん…」
「おぉ!夢雨歌!
よぉ、寝とったのお!!
慎太郎が、さっきまでおったんじゃが。
いま、長州藩邸に行きよったぜよ。」
え?慎ちゃんが?
ずっといてくれたの?
「慎太郎、ずっと付き添っておってなぁ。
自分が気づいてやれなかった。って
ずっと言っておったじゃき、
帰ってきたら、
夢雨歌の元気な笑顔を
見せてやってはくれんか?」
「は、はい!
慎ちゃん…ずっと看病しててくれたんですか?」
「おぉ!そうじゃよ!
二三日のぉ。」
そ、そんなに?
ありがとう。慎ちゃん。