たしか…夢のなかの私は…
この時代の女性には珍しく
剣が使えるはずなんだけど…








大丈夫かな…








「そういやぁ~おまえ、
どっかで見たことあるぜ。」







あるわけないし。










「あっ!
お、おまえ岡田以蔵といた女だ!」






それが何よ…





「それがどうしたの?」







えぇっ?
そんなに強気になるとこでしょうか…







「ということだ。嬢ちゃん。
ちょっともったいねぇが、
死んでもらうぜ。」





そう言った男が
すかさず私の後ろにまわった。






そのとき、残り数人が
悲鳴をあげた。

小さなひょろっとした悲鳴を…