夢のなかでの一日は
矢のように過ぎていった。
龍馬のスピーチ…
期待してます。
がやがや。
おっ!始まるのかな…
「間違うこと。
人の評判評価を気にしすぎること。
そんなことより、自分が信じて、自分の人生をもって、どれだけ多くの人々を幸せにするために、生き抜くことができたか。
まず心のなかにいっぱい愛と大義を持て。
大義とは自分の幸せを捨てて、
多くの人々の幸せを祈る希望のことを言うんじゃ。
大いなる志のことを言うんじゃ。
自分自らが信じた正義、自分が、
これこそ男として命を散らすべき生き方だと、
場所だと思ったことに対して、
命がけにやっていく。
「あんたたちが今この日本に生まれたことはどういう意味があるんだ」と
「自分っていう命を粗末にしないで、
ほんとうに自分の本懐を遂げる場所はどこなのか」と、
自分自身に問うことだ
さぁ、あんたたちは何をする?
どうする?
どこに命を散らす場所を求める?
死に場所を、男なら求める?
神さんがくれた命なら、今を生き抜くことしか
神さんに対する恩返しなんて
俺はないと思っとる。
憧れなんて誰でもいい。
憧れなんて、いくらでもいるかもしれないけど、
そんなことより、俺はいつも、俺に夢中さ。
俺は、人がどう思うかなんて、何も考えとらん。
俺が今、何のために、精一杯生きたいか、
それだけで夢中じゃ。
いつも、そうやって生きる。
あんたも一度っきりの人生だ。
今こんなすごいチャンスに、
今この日本に肉体を持っているなら、
この生きたってことに、
精一杯自分の中で、答えを探してみろ。
残された時間は、永遠じゃないぞ。
あっという間に、俺たちの世界に帰って来るんだぞ。
そのことを思ったら、あと残された人生
どうやって生きたら自分に後悔がないのか、
悔いがないのか。
逃げたってどこにも行けない。
逃げてたってどこにも行けない。
答えを見つけて、答えを探して、
その答えを生き抜くのは、
あんたしかいないんじゃないかと俺は思う。
今、いまの自分をどれだけ燃焼できるか。
その中でしか、生きるってことはありえないし、
生き抜くことはできない。」
私が…その場にいたとしたら…
きっと、泣いてる…
なんで、こんなに胸につきささるぐらい
意味のあることを言えるのかな…
やっぱり…すごいな。