俊也は袋からグローブを取り出した。

「はめてみてもいい?」

「うん」

私は俊也のグローブをはめた。

「うわっ。ブカブカ」


「まぢで?俺それ、すげー小さいんだけど?」

「本当に?手が大きんだよー」

「お前チビだもんな」

「なっ!それ気にしてるのにっ!」

「ごめんごめん、冗談だって」

「ばかっ!」

そう言って私はぬいぐるみを俊也にぶつけた。

「痛ってぇー!やったな!」

俊也も私にぬいぐるみを投げる。

しばらく、私と俊也の格闘が始まった。