降りしきる雨の中、人通りの少ない裏地
で一人の少女が数名の不良と戦っていた。


バギッ! ドサッ!



「ハァ、ハァ。クソッ!」



「・・・・つまんないなぁ〜。」



息を荒げている不良に比べ少女はとても余裕な態度をとっていた。



「調子乗ってんじゃねぇぞ‼いくら世界NO.1の白猫でも、所詮は女だ‼男である俺達が負ける筈がねぇ‼」



「そんな事言っている暇はあるの?見た所君一人なんだけどなぁ〜」



「何っ!」



不良は焦りながら、辺りを見渡すと少女
が言った様に一人しかいない事に気が付いて、焦り始めた。