俺はとにかく、ソラに聞きたいことが山ほどある。


もう一度、俺は口を開けた。


するとソラが人差し指で俺の唇をおさえて言った。



「ストーープ!零也くんはせっかちだな。質問は一日一つだけ!」


俺はソラの人差し指をはらって言った。



「だから!俺は、暇じゃないんだよ!」


ソラはフェンスにもたれかかりながら、心底可笑しそうに肩を震わせ、笑をこらえながら言った。



「そんなの私に関係ないもん。零也くんが私のことが気になるなら、ここにくればいいよ」